無料ソフトだと開発スピードが速い

2010年4月30日

Google日本語入力の開発スピードが速く感じられる。
本日4/16にまた新しいバージョンが出てきた。

このスピード、同じソフトウェア種別であるATOKやMicrosoftIMEと比べても、圧倒的なスピードである。
前述2つのソフトがアップデートされるのは、せいぜいセキュリティの脆弱性が発覚された時くらいだろう。

後は1年に1回、実は3年くらい前に出来上がっているんじゃない?と思うようなどうでもいい機能を細切れに付け加えて、進化しました!と言って販売するだけである(もちろん本当に進化している部分もあるとは思うが)。

この違い。ふと考えてみたが、それは責任が伴っていないからではないだろうか?

どんなものでも責任が伴うと、とにかく慎重に慎重になりがちだが、
無料。フリー。「使用は十分テストはしましたが自己責任です。」
とすると、
恐れる事なくいろいろな機能をガンガン入れられるので、スピードが速い。進化のスピードが速いのである。

振り返って、自分が開発したオープンのWordPress静的化プラグインを考えてみても、
もしクライアントからの希望でお金を受け取って作っていたら、バージョン0.4くらいの機能の時点で、恐らく開発終了していただろう。

開発者視点から言えば、目に見える見返りというのは無いのだが、
気楽で楽しい開発は、やっぱり無料ソフト。という気がする。

無料だから気軽に使ってもらえるし、反応がにぶければ自動的にサポートのスピードがにぶくなる。というだけなので。

「Google日本語入力」開発版アップデート、単漢字辞書拡充など