LVMの使用方法について

2010年4月30日

/dev/hdaがすでに存在していることが条件

/sbin/fdisk /dev/hda
これで、
/dev/hda1を作成。systemIDは8e(Linux LVM)で。

/usr/sbin/vgdisplay
/sbin/vgscan

重要な用語

1)物理ボリューム(Physical Volume)
/dev/hda1などの物理的なもの。これを登録することでLVMで利用出来るようになる。

2)ボリュームグループ(Volume Group)
LVM上の仮想ディスク

3)論理ボリューム(Logical Volume)
ボリュームグループ上の仮想パーティション

物理ボリューム生成
/usr/sbin/pvcreate /dev/hda1

拡張したいボリュームグループに先ほど作成した物理ボリュームを追加
/usr/sbin/vgextend VolGroup00 /dev/hda1

最後に論理ボリュームを拡張させる。
増やせる容量を
/usr/sbin/vgdisplay
で確認
Free PE/Size
の分母が増やせる容量。
これが例えば2Gだったならば、
/usr/sbin/lvextend -L+2G VolGroup00/LogVol00

最後にリサイズを実行
/sbin/resize2fs /dev/VolGroup00/LogVol00
※Linux上の一般的なファイルシステムはオンラインリサイズが可能
http://pantora.net/pages/linux/lvm/3/

====================================================
もしいったん最初からやり直したいのであれば

論理ボリュームを切断
/usr/sbin/lvremove /dev/system/work

ボリュームグループを削除
/usr/sbin/vgremove system

参考URL:
http://pc.watanet.com/lab/homesvr/linux/lvm_resize/lvm_resize.html

非常に役に立つ可能性があるURL:
http://memo.blogdns.net/lvm.html

—————————————————-
2007/09/01にvmwareにて実際に試した手順

VMware Server ConsoleでハードディスクをIDEで追加。
その後サーバーを起動すると、/devの中にhdaとhdbとhdcがあった。
hdcがなぜあるのかは分からず。今回追加したのはhdb(容量的にも)と思われたので

/sbin/fdisk /dev/hdb

n
1
で全容量を対象とする。
終了したらpで確認。
このままだとSystemIDは83なので、これを8e(LVM)に変える必要がある。
t
8e

最後の書き込んで終了
w

次にLVM管理データベースを作成
/sbin/vgscan
※ここでVolGroup00が出た。と仮定して次以降に進む。

物理ボリュームの登録
pvcreateコマンドで、パーティションを物理ボリュームとして登録する。
/usr/sbin/pvcreate /dev/hdb1

拡張したいボリュームグループに先ほど作成した物理ボリュームを追加
/usr/sbin/vgextend VolGroup00 /dev/hdb1
cdromがどうの・・・というエラーが出るかもしれないが気にしない。

最後に論理ボリュームを拡張させる。
増やせる容量を
/usr/sbin/vgdisplay
で確認
Free PE/Size
の分母が増やせる容量。
これが例えば2Gだったならば、
/usr/sbin/lvextend -L+2G VolGroup00/LogVol00

最後にリサイズを実行
/sbin/resize2fs /dev/VolGroup00/LogVol00
※Linux上の一般的なファイルシステムはオンラインリサイズが可能
http://pantora.net/pages/linux/lvm/3/

以降は再起動しても自動で追加されている。
/etc/fstabの設定等は一切必要なし。

——————————————————
完全新規にLVMパーティションを作成する方法

/sbin/fdisk /dev/hdf

n
1
で全容量を対象とする。
終了したらpで確認。
このままだとSystemIDは83なので、これを8e(LVM)に変える必要がある。
t
8e

最後の書き込んで終了
w

この時点で、/dev/hdf1が作成されたはず。

物理ボリューム作成

/usr/sbin/pvcreate /dev/hdf1

ボリュームグループ作成
ここではsambaserverというボリュームグループを作成するとする。

/usr/sbin/vgcreate sambaserver /dev/hdf1

※つまり、/dev/hdf1はこの時点で物理ボリュームとして認識されている必要があるということ。

論理ボリューム作成
ここではworkという論理ボリューム名とする。
/usr/sbin/lvcreate -nwork -L3.9g sambaserver

あとは初期化してマウントするだけ。

/sbin/mke2fs -j /dev/sambaserver/work

mkdir /mnt/sambaserver

mount /dev/sambaserver/work /mnt/sambaserver

このままでは初期起動がされないので、

vi /etc/rc.d/rc.sysintl

で最終行に
/sbin/vgscan
/sbin/vgchange -a y sambaserver(<-新規ボリュームグループ名)
を追加。これでボリュームグループをactiveにする。

vi /etc/fstab

/dev/sambaserver/work        /mnt/sambaserver             ext3     defaults        1 2

を追加。