SOCKSとは

2010年4月30日

SOCKS は、クライアントサーバ側のアプリケーションに、ネットワーク・ファイアーウォールのサービスを透過的に使用することを可能にするインターネットプロトコルの一つである。 SOCKS は、 “SOCKetS" [1] の略語である。

ファイアーウォールの背後にあり、外部サーバにアクセスする必要があるクライアントは、代わりに SOCKS プロキシサーバに接続できる。 SOCKS プロキシサーバはクライアントが外部サーバにアクセスする資格を制御し、外部サーバにリクエストを伝える。 SOCKS はまた正反対にも使用することができる。つまり、ファイアーウォールの外側のクライアント(“外部クライアント")が、ファイアーウォールの内側のサーバ (内部サーバ)に接続することを可能にする。

SOCKS は当初、 MIPS Computer Systems のシステム管理者である David Koblas によって開発された。 Koblas は、 MIPS Computer Systems が1992年に Silicon Graphics によって吸収合併された後に、その年の Usenix Security Symposium で SOCKS の研究論文を公開した。これにより SOCKS は公に利用できるようになった。[2] SOCKS は、 NEC の Ying-Da Lee によってバージョン4に拡張された。

SOCKS 関連のアーキテクチャやクライアントは Permeo Technologies によって所有されている。[3] (注 Permeo Technologies は NEC からスピンオフした Blue Coat Systems [4] によって吸収合併された。)[5]

SOCKS はOSI参照モデルのレイヤー5で動作する – セッション層(プレゼンテーション層とトランスポート層の中間レイヤー)。

http://ja.wikipedia.org/wiki/SOCKS
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