make-cacheの仕様構造を変更しました

2010年4月30日

おとといくらいから作成しているmake-cacheプラグイン、ダウンロードしてくれる人もいて、とっても嬉しい限りなのですが、
ちゃぶ台返しで構造を変更しました。

当初の仕様では、HTMLそのものをトップディレクトリにガッツリと作成する

という仕様を取っておりました。

しかしこれは少々個人的に嫌な点がいくつかありました。

1.トップディレクトリに書き込み権限を用意しないといけない

例えばWEBアカウントがapacheで、ホームディレクトリのユーザがaiueoだった場合、
aiueoアカウントはapacheに対して書き込み権限を与えねばならず、
ちょっと嫌な感じでした。

2.トップディレクトリのキャッシュをガンガン削除しにいく

再構築の際には、トップディレクトリに作成した静的HTMLとディレクトリを削除しにいきます。
しかしこれ、開発者から見ると、結構怖い処理なんですね。
wp-content
と紙一重の場所のファイルを削除しますし、もちろん細心の注意は払ってますが、やっぱり怖い。と。
プログラマorシステム担当者が一番恐れる事。
それは『削除』です。
削除は出来るだけ、プラグインのディレクトリの範囲内で完了するに越した事はありません。
プラグインディレクトリ自体を削除すれば、サーバから綺麗にアンインストール出来るわけですし。

3.Ktai Styleとの相性

まだ試した訳ではないのですが、Ktai Styleとの相性が悪い気がしております。
当初、UserAgentを.htaccessで指定して動かせばあっさりいくんじゃないか?と思っていたのですが、
どうもWordPressのURL書き換えルーチンは、思ったよりも難しそうで、
その大きな壁を見て越えるのが嫌になってしまいました。
もっと違うアプローチで、make-cacheプログラム内にちょこっと追加するだけで、
すぐにKtai Styleに対応出来るようにするためには、
もっと違う構造が必要でした。

4.トップディレクトリに上手いことアップされていかない

たかさんから頂いたコメントですが、トップディレクトリにアップされない。という問題が起きているようです。
やっぱりトップディレクトリに対して何か作業をするのはやめて、
出来るだけmake-cacheディレクトリ内(プラグインディレクトリ)だけで完結したいな・・・と直感したわけです。

以上の理由より、思い切って構造を変えました。今ならまだユーザも少ないですし。
その代わりダウンロードしてくれた人は、100%最大限サポートします。
新プラグインを入れてみるor入れる前、ちょっとでも疑問があれば、ドシドシとコメントを下さい。
必ずお返事差し上げます。

make-cache version 0.4
http://pc.freeblo.com/wp-content/makecache.zip

なお新バージョンに際して、さらに.htaccessに追加する必要がある情報があります。
それは

RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !^.*(jpg|gif|jpeg|png|JPG|JPEG|GIF|PNG|bmp|BMP|css|CSS).*$

↑実際には1行です

で、
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
の上辺りに入れてください。
これを入れていないと、仮に画像ファイルなどがなくて404エラーになる時(しかもそれに気付かない場合、css内で呼ばれていたりなど)、
キャッシュが不完全にしか効かず、わざわざMySQLを呼ぶ処理にまで進んでしまい、負荷が高まります。
ぜひこの一行を入れてみてください。

その他、何かご質問があれば、どうぞどうぞお気軽にお知らせください。
寂しいですからすぐお返事出来ると思いますので!