プログラマの労働と長距離トラック運転手の労働

2010年4月30日

YouTubeにNHKスペシャルでトラック・列島3万キロ という番組を見た(たぶんYouTubeにアップされているのは不正かもしれないですが)。

2004年の番組なので、今よりも若干古いお話だが、内容自体は今とそれほど変わりはないと思う。
企業の流通効率化のため、

時間以内に必ず持ってくるように(延着するな)。しかし安全運転のため100km/hは超すな。

という制限のもと、食事はトラックの中でコンビニ弁当で済ませ、赤信号中にハンドルに突っ伏して眠り、10時間かけて長崎から大阪まで走行。

高速を走っているトラックって、実は大変な職業の人達なんだな・・・

と思いながら見ていたが、ふと我に返ると、
我々プログラマも、同じような状況では無いだろうか?

「納期は守れ。ただし急いでいたとしてもバグは出すな。セキュリティがしっかりしたプログラムを書け。」

取材を受けていたトラックの運転手が

「給料も何もいらないから、眠らせてくれ。と思う時がある。」

と話していたが、私もその言葉。思った事があります。

取材を受けていたトラックの運転手は

「昔は腕一本で稼げるこの職業に魅力を感じて、やりがいもあったが、今は引き際というものを感じている。」

と言っていました。

職業プログラマも、いつかそう思う時が来るのだろうか。